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「ナノテクノロジー」のさらなる進化をうながす




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 原子・分子レベルの微細な世界を扱う技術であるナノテクノロジー(nanotechnology/一ナノ=十億分の一メートル)。わが国では十数年前からこの分野の基礎研究が進められ、すでにITを支える半導体技術、記録技術、光学技術をはじめ環境、化学、医療、エネルギー、機械などさまざまな分野から熱い視線が注がれています。また政府の次期科学技術基本計画(二〇〇一年度〜二〇〇五年度)もライフサイエンス、IT、環境とともにナノテクノロジーを大きな柱として20兆円という膨大な研究開発投資を決定しています。これらナノテクノロジーをベースとした研究・開発に欠くことのできない観察加工装置がSPM(走査型プローブ顕微鏡)です。わが国でいち早くSPMの研究を開始し、現在、この分野で国内トップシェアを独走中のセイコーインスツルメンツ株式会社(SII)。今回は、ナノテクノロジー進化を推進するマザーツールともいうべきSPMを紹介します。


進化するナノテクノロジーの世界

 ナノテクノロジーのひとつの定義を「ナノスケール環境下での映像化・加工・組立・ハンドリングのための技術」とすれば、私たちの世界はすでにナノテクノロジーの時代を迎えているといえるでしょう。シリコン半導体デバイスを物理的に見るだけでもその構造はnm(ナノメーター)単位にあり、遺伝子工学の分野では二nmの太さのDNAを直接観察することに成功しています。また、エネルギー関連では高効率エネルギーの生成や高寿命電池の研究が、そのほか医療や環境面、加工、制御から、その応用によって生じるさまざまな分野で数々の研究実績が報告されています。その可能性にいたっては現在「五〜一〇年後の実用化・産業化を目指したR&D」「一〇〜二〇年先を見据えた挑戦的なR&D」「個人の独創性を重視した萌芽的研究」の三つに分類されたさまざまな研究と開発が進められています。そして、それらの先端的・近未来的な研究と開発に欠かせない観察加工装置としてSPMに対する熱い視線が、産・学・官の区別なく注がれているのです。



脱塩処理後のプラスミドDNAの水溶液を、滴下し大気中で観察した。DNAに関しては、それを構成している4種類の塩基(蛍光色素を使い)まで観察できる日も近いという。ナノテクノロジーが、生命科学の分野でも活躍している一例だ。


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